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2005年04月09日

ボーダフォン純減止まらず

TCAが2005年3月の各携帯電話会社の契約者数を発表(ITMedia

ボーダフォンは1月、2月に比べて純減数は減ったものの、まだ純減していますね。
3月といえば春商戦。新生活にあわせてケータイを新しく買ったり、買い換えたりする人も多いでしょう。そこで純増しないというのはマズイでしょうね。

ただ、ボーダフォンが純減だったのは当然とも言える結果です。

1つめはドコモとauが新機種最大5,250円割引のキャンペーンをしているのに対し、ボーダフォンは新機種最大3,150円割引と割引額が低い。これでやる気のなさが伺えます。

2つめは新機種の発売が2Gだけだった。3Gへの移行をするために冬にVodafone 3Gとして新機種を発売したのにもかかわらず、テレビチューナ内蔵の高性能ケータイを2Gで発売するなど本気で3Gに移行する気があるのかと感じます。

3つめはユーザー軽視であること。J-PHONEからボーダフォンブランドに変わる時に「ボーダフォン10の約束」を掲げていました。この10の約束を果たしてボーダフォンは守ったか?

「ボーダフォン10の約束」

1.機種変更をお求めやすく
ドコモやauは機種変更ができるのに対し、ボーダフォンは直営店で・・という量販店を時々見ます。これで機種変を求めやすいと言えるのだろうか?

2.料金プランや割引サービスをパワーアップ
「ハッピータイム2」は実質値上げとなります。

3.先進機能搭載、優れたデザインのケータイを次々と
デザインは人によって感じ方が違いますが、日本のケータイと使い勝手が異なる世界共通仕様のVodafone 3Gはユーザーにとって先進機能と言えるだろうか?

4.Eメール受信は今までどおり
ドメイン名がVodafoneに変わったのに、今まで通りEメールが受信できると言えるだろうか?

5.「J-スカイ」は、「ボーダフォンライブ!」へ飛躍します
ボーダフォンユーザでないので、これについてはわかりません。

6.「J-フォンショップ」は、「ボーダフォンショップ」へ
名前を変えることが約束になるのでしょうか?

7.もっとグローバルに
これは守られているでしょう

8.TVコールサービスを使いやすく
ネット上でもっとも批判の多いのがこれ。TVコールは音声通話料と同額で利用できると明記しておきながら、TVコールを音声通話料の1.8倍に値上げしています。

9.パッケージプランの提供
これについてはボーダフォンユーザでないのでわかりません。

10. 「J-フォン」のケータイは引き続きご利用いただけます
こんなの当たり前です。使えなくなったら大問題です。

破っているものがいくつか、約束するまでのこともない当たり前のことがいくつかあります。ボーダフォンのサイトから「10の約束」が消えたのは、守れなくなったからでしょう。
平気で約束を破るような会社にユーザーは信頼できるでしょうか?信頼できるわけがありません。このようなユーザ軽視の方針を取り続けるボーダフォンがドコモやauより純増が上回る日はやってこないでしょう。

投稿者 bibo : 12:06 | コメント (2) | トラックバック

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